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黙れブス

@Ono3から@hijm_になった

退職するために自殺未遂をするライフハック

ガンガンいこうぜ

朝9時に出社してまだ自宅に着かない。どうなってんだ。助けてくれ!


彼氏が貸してくれたphaさん著の「ニートの歩き方」という本を読んでいる。phaさんは結構有名な人で、簡単に言えば京大を卒業してなんやかんやあって、今現在ニートをして楽しく生活してる人だ。この「ニートの歩き方」は結構古い本だから、今現在何をしているかはわからないけど。

その本には夢みたいなことが書いてあって、読んでいると人生どうにでもなる気がしてくる。もちろん「これはphaさんが京大卒ですごく賢いからであって、ただの凡人には無理な芸当だろう」と思わなくもないが、実行するかは別として思想として持っておくとかなり楽になるんじゃないかと思う。


本の中でphaさんは「毎日朝7時に起きて同じ場所に9時間閉じ込められる生活を、この先何十年も続けるなんて自分には無理だと思った」というようなことを言っていて、私も無理なんじゃないかと思った。

学生の時も不登校というほどではなかったけど、サボりたいときはサボってきたし、別に生活に支障をきたすほど問題になることは無かった(色んな大人に怒られたけど)。

体調を崩したときに同じような感覚で一度会社を休んだら怒られて、その時初めて「社会ってめんどくさ」と思ったと同時に、「もう無理なときに無理って言っちゃダメなのかー」と思ったりもした(その後弊社が、高熱を出しても朝イチで病院に行ってフルタイム出勤しなければいけない会社だと気づくのは、もう少し先のお話)


私はこの先何十年も死ぬまで何かに縛られなければ生きていけないのか。「私はなんでここにいるんだろう」と違和感を抱えたまま、鍵アカで嫌だ嫌だとツイートしながら出勤しなければいけないのか。ストレートで学生時代を終え、なんとなく就職して、チャンスを逃さないように結婚して、子供を産んで母親になるのが私にとっての人生なのか。答えは、まだ出ないけど。




お正月休みの最終日、駅まで送ってくれたお父さんと「仕事、辞めると思う」っていう話をした。

お父さんは良いとも悪いとも言わず、娘の人生を故人のように偲んでいた。私は泣いた。

現実的な話として、お父さんは私が仕事を辞めることについて、いつ辞めるのか、次の仕事はどうするのか、住むところはどうするのかなどは一切訊かなかった。ただ淡々と、お父さんが思うことを話して、時々私に同意を求めた。私が「その通りだと思う」と頷くたびに涙を落とすので、お父さんは少し困っているみたいだった。



彼氏をはじめとして、親しい友人たちは「死ぬ前に転職しよう」と言ってくれる。周囲の人が言ってくれる「お前の会社はおかしいから早く辞めるべきだ」という言葉と、こわい大人たちが言う「そんなレベルではブラック企業と呼べない、甘えるな」という言葉が、毎日私の食費をあげ続けていく。

ブラックだのなんだのとこういう話は下を見ればキリがなく、他人と自分を比較することは無駄なんだと思ってはいるが、自分の中にわずかに残っているほんの何グラムかの責任感が「今すぐ辞表を叩きつけて残業代を搾り取り満面の笑みで会社に火をつける」というエモ行為を阻んでいる。


なんとか穏便に退職したいと願う私が考えた最善の方法は、自殺未遂をして何かエモーショナルな診断書を獲得し、まぁそれなら仕方ないと辞めさせていただく水戸黄門の印籠作戦だ。

これを友人に話したら「やめろアホ」と言われたので、誰か穏便に弊社に放火してください。